ロードアメリカは1周が4マイル(6.5キロ)と長いコースである。ミシガン湖からも近く、ミシガン湖の畔にあるシュボイガンという町からも車で30分ぐらいの距離にあり、自然豊かなレーストラックになっている。
レースはダブルヘッダーで開催され、観客を動員しての初レースとなった。テレビ中継を見る限りではかなりの観客が見に来ているようにも見えた。
コロナウイルスの影響で今シーズン初の観客を動員してのレースとなった。 |
レース1
レース1ではポールポジションを獲得したジョセフニューガーデン(チームペンスキー)がレース序盤は10秒近いギャップを2位以下につくり独走していた。しかし、28周目のピット作業でアクシデントが起こった。ピットアウトする際にエンジンストールをしてしまい順位を落としてしまった。そして、チームメイトのウィルパワーも同時にはいいており、パワーにポジションを奪われてしまった。ピットアウト後はパワー(チームペンスキー)とスコットディクソン(チップガナッシレーシング)がトップ争いを展開。スコットディクソンは開幕から2連勝中で3連勝が掛かったレースとなった。パワーがレースをリードする中、38周目にジャックハービー(メイヤーシャークレーシング)がコースオフしコーション。ロードアメリカでは3年目にして初めてのコーションだったとか。そして、全車ピットインする中、リーダーで入ったパワーのエアジャッキが抜けずディクソンにポジションを奪われてしまった。その後のリスタートでディクソン、パワー、ハンターレイ(アンドレティオートスポーツ)がレースをリード。その後、後方のマシンのクラッシュで2回のコーションとなった。レースはディクソンが制し開幕から3連勝を記録。チームペンスキーとしてはニューガーデンとパワーのピットミスで悔しい結果となった。3位にはルーキーのアレックスパロウ(デイルコインレーシングWithチームゴウ)となった。パロウはリスタートでハンターレイを抜き3位になったがイエロー中だったとして、4位に後退し再びリスタートでハンターレイをアウトから抜き3位フィニッシュ。3戦目にして初表彰台となった。
レース2ではフロントローにパトオワード(アローマクラーレンSP)とコルトンハータ(アンドレティハーディングステインブレイナーオートスポーツ)と若手の2人となった。レース1で3位となったアレックスパロウも3位スタートと若手が好調だった。スタート時にウィルパワーとライアンハンターレイがターン1で接触しその後再びウィルパワーがグレアムレイホールと接触し1回目のコーション。これによりパワーは2ストップ作戦を選択。レイホールとハンターレイはリタイヤとなった。レース2で勝てなかったパワーの焦りだったのでしょうか。その後レースはグリーンが続きポールポジションのオワードがレースをリード。フリックスローゼンクビィスト(チップガナッシ)が8秒近くあった差を詰めようとしますが、オワードも逃げ切り、二回のピットもローゼンクビィストがギャップを詰める場面もあったがオワードがトップをキープした。しかし、ラストピットでオワードはレッドタイヤを選択し、ローゼンクビィストはブラックタイヤを選択。この選択により、ラスト数周オワードはタイヤの摩耗に苦しむこととなった。そして、ラップダウン車が混在する中、ローゼンクビィストがラスト2周でトップになり、オワードは追う力が残っておらずローゼンクビィストが優勝した。ローゼンクビィストは去年のミッドオハイオでタイヤがきつい中ディクソンに追われるレースとなりあともう少しで勝てるレースを逃しており、やっと勝てたという感じである。ローゼンクビィストの勝利によりチップガナッシが4連勝。マーカスエリクソン(チップガナッシ)も4位フィニッシュとチップガナッシレーシングが勢いを見せている。
タイヤの使い方は若手が苦しむ道なのでしょうか。去年はルーキーのコルトンハーターがポートランドでタイヤの摩耗に苦しんでいた。
インディカーキャリア初優勝 |
レース1ではピットのミスがあったもののウィルパワーが2位フィニッシュ。しかし、シモンパジェノが12位、ジョセフニューガーデンが14位と下位に沈んだ結果となった。
レース2はジョセフニューガーデンがなんとか9位とトップ10フィニッシュ。2ストップ作戦をとったウィルパワーは11位、パジェノは13位とペンスキーらしくない結果となった。ウィルパワーは去年から調子が良くないが、ニューガーデンは去年のチャンピョンである。
ポールポジションを獲得するも、苦しい週末になった。 |
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