2020年9月28日月曜日

カートブッシュが地元で作戦勝ち

  NASCARカップ戦のプレーオフ第2ラウンド(ラウンド12)の初戦がラスベガスモータースピードウェイ(ネバダ州)1.5マイルで開催された。


 シーズンも残すところわずかとなりラウンド12が始まった。ラウンド12はラスベガスのほかにタラデガ、シャーロット・ローバルと何が起こるかわからないレースが2戦あることから、ラスベガスで勝利またはポイントをしっかりと獲得することがプレーオフドライバーには必要となっていた。


 レース序盤はジョーイロガーノ(チームペンスキー)、デニーハムリン(JGR)、チェイスエリオット(ヘンドリック)などが速さを見せた。ジョーイロガーノはハムリンとカイルブッシュと3ワイドになりタイヤをカットし後退。その後も速さを取り戻せず14位フィニッシュ。


 勝者はカートブッシュ。今季初優勝、そして地元ラスベガスでも初優勝となった。ファイナルステージのデブリによるコーションのタイムイングでカートブッシュ、マットディベネデットなどが前にでた。レースをリードしていたハムリンなどはコーションとピットのタイミングでラップダウンとなりウェーバーラウンドし同一周回に戻りデブリのコーション後リスタートとなった。その後、コーションが再び出され、ハムリンなど後方にいたマシンがピットする中、カートブッシュ、マットディベネデットなどはステイアウト。最後のオーバータイムではカートブッシュ率いる先頭集団より数周新しいタイヤでハムリンが3列目から追い上げ3位まで浮上。オールドタイヤのマットディベネデットとサイドバイサイドに持ち込むもリーダーのカートブッシュをとらえることができずカートブッシュの優勝となった。


 良い走りを見せたマットディベネデット

 前回の春のラスベガスでも確か2位だったマットディベネデット。今回もまた2位という悔しい結果となった。
まだ来季のウッドブラザーズとの契約が決まっていないマットディベネデットにとっては強さを見せつける良い週末になっただろう。惜しくも、プレーオフは敗退したがプレーオフに残っているドライバーに負けない走りを見せた。



プレーオフ争い

カートブッシュが優勝したことにより、カートブッシュはラウンド8に進出が決定。ケビンハービックは61ポイント、デニーハムリンは58ポイントのアドバンテージがある。
バブルドライバーにカイルブッシュ、クリントボーヤ、エリックアルミローラ、オースティンディロンがいる。次戦はタラデガということもありバブルドライバーは一発逆転を狙えるが一つのミスが大きい痛手となるタラデガ。8位以上のドライバーも着実に前にいることが要求されるレースとなる。





 


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