レースの勝者はデニーハムリン(JGR)。今年はデニーハムリン絶好調の年で今季5勝目を獲得。いま最も勢いがあるドライバーだ。ハムリンはレース序盤から速さを見せステージ1はチームメイトのカイルブッシュに獲られたもののレースをリードするなど安定した速さを見せた。レース終盤は荒れた展開になりコーションが多発、レッドフラッグも降られる荒れた展開となった。その中で作戦を分けてきたマシンがいた。196周目のイエローコーションでマットケンゼスは燃料のみでポジションをアップ、しかしタイヤがきつく後退。他にもウィリアムバイロン(ヘンドリック)や同じくヘンドリックのアレックスボウマンなどが2タイヤでポジションアップ。一時、レースをリードしたもののフレッシュタイヤに負けてしまった。
写真:Jamie Squire レース全体を通して速かったデニーハムリンとブラッドケセロウスキー |
カイルブッシュ
今季初ステージウィンを獲得したカイルブッシュ。レース序盤も70周以上のラップリードを重ね、ステージ2でもピットで順位を落としたものの、トップ5をキープしており今日こそ勝てるかと思っていたが、225周目三番手を走行中、壁にヒット。結局初優勝にならず11位完走となった。
写真:Jamie Squire |
プレーオフ進出バトル
プレーオフ進出をかけた16位、15位のバブルドライバーの争いが面白くなっている。プレーオフ(チャンピョン争い)に進出するには16位までに入らなければいけない。そして、勝つとプレーオフに進出できる権利を手にするが勝ちがないドライバーはポイント順で進出枠を争うことになる。現在5勝のハムリンがリードしており10人の勝者がプレーオフ進出を確定している。11位のエリックアルミローラ(SHR)から16位のウィリアムバイロンまではポイント順となっている(カンザス終了後)。カンザスのレース前は16位にジミージョンソン(ヘンドリック)、17位にウィリアムバイロンと2ポイント差だったのが、カンザス終了後にジミージョンソンが19位まで後退しウィリアムバイロンとの差が18ポイントにまで広がった。他にも17位にタイラーレディック(10ポイント差)、18位エリックジョーンズ(18ポイント差)とわずかなポイント差でプレーオフまでに入れ替わりが起こるので必見である。また、プレーオフスタンディングの16位圏外から勝者が出ると繰り下げられので、残り少ないレギュラーシーズンでバブルドライバーはポイントを確実に取り勝利も欲しいところである。
今シーズンで引退のジミージョンソンだがまだプレーオフ進出バブルにいる。 |
次戦は1.5マイルから1マイルのニューハンプシャーで開催される。その後はミシガンでダブルヘッダーと夏の暑い時期に連戦が続く。
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