2020年8月10日月曜日

NASCAR ケビンハービックがダブルヘッダーを制す

  NASCARも残すところレギュラーシーズンがわずかとなり、勝ち、ポイント数が重要になってくる中、今年最後のダブルヘッダーがミシガン州で開催された。

 レース1、レース2両方をケビンハービック(SHR/フォード)が制し二連勝した。これで最多の6勝となり5勝していたデニーハムリン(JGR/トヨタ)との勝ち数ではアドバンテージをつけた。


フィニッシュはこの差。今季を代表する2人。

 レース2も166周/400キロで争われ、スタート順はレース1の順位を逆転させてスターティンググリッドが決められた。詳しく説明すると、トップ20で一つのグループとし、昨日勝ったハービックは20位スタートで昨日20番位フィニッシュしたクリスブッシャーがポールスタートとなった。ハービックは中盤からのスタートとなったがステージ1、2と着実に順位を上げ、ステージ1はクリントボーヤ(SHR/フォード)にステージウィンをとられたもののステージ2はハービックが制した。ハービックのほかにもJGRとチームペンスキーは速かった。チームペンスキーはライアンブレイニーがトップを走行中に同じペンスキーのブラッドケセロスキーが抜こうとしたときにバランスを崩し二台ともクラッシュしレースを終えた。速かった車を持っていただけにチームペンスキーとしては悔しい一戦となった。JGRはハムリン、カイルブッシュ、マーティンテューレックスJr.とトップ5フィニッシュ。ハムリンは残り数周ハービックとのギャップを縮め並びかけるも抜くことができず二位でレースを終えた。

今季6勝目
ダブルヘッダーを2連勝

チューズルール

ミシガンから正式にルールに加えられたチューズルール。いわゆる、リスタート時にレーン選択をリーダー以外もできるようにするルールだ。これには、反対意見や賛成意見と様々な意見があると思う。個人的にはチューズルールはありだと思っている。ハイダウンフォース、ローホースパワーのパッケージマシンでPJ1などを使いパッシングを増やそうとしているが、並びかけるのも難しく、パッシングの機会も少ない。しかし、チューズルールでジャンプスタートするマシンや賭けにでるマシンを見るとレース展開を面白くする。実際に中盤にいたチェイスエリオットが全員アウトサイドを選択する中、インサイドを選択しフロントローでリスタートしレースをリードする場面も見られた。抜きにくいマシンの今、このチューズルールはレースを面白くしていると思う。皆さんはどう思いますか?
ドライバーからは実際のコーンではなく線を描いているだけなので見にくいと違った面で苦情が出ている。
NASCAR makes 'choose rule' permanent, here's what it is | Fox News

プレーオフバブル

プレーオフ進出に向けたポイント争いが白熱している。現在16位にウィリアムバイロン(ヘンドリック/シボレー)。それを26ポイント差で追っているのがチームメイトのジミージョンソンと同点でJGRのエリックジョーンズだ。タイラーレディク(リチャードチルドレスレーシング/シボレー)が36ポイント差で16位の座を狙っている。15位につけているマットディベネデット(ウッドブラザーズ/フォード)はミスをしなければプレーオフ進出は間違いないかなといった感じですが、この先レギュラーシーズンはデイトナロードコース、デイトナオーバルなどまだ何が起こるかわからないのでプレーオフバブルには注目だ。

次戦は初となるデイトナロードコースでのレース開催。デイトナ24時間とほとんど同じレイアウトだが、ターン4にシケインが追加された。ミシガンから正式に採用されたチューズルールはデイトナのロードコースでは採用されない。

0 件のコメント:

コメントを投稿

約8時間の末決着したデイトナ500 2021

 フロントローモータースポーツの快挙  NASCAR開幕戦デイトナ500は予定通り現地午後3時から開催された。レース開始から14周目に一回目のビッグワンが発生し、雨も降り始め、16周目でレースは中断した。約6時間の中断後、レースは再開された。再開後は14周目までが嘘かのようにシン...