2021年2月16日火曜日

約8時間の末決着したデイトナ500 2021

 フロントローモータースポーツの快挙

 NASCAR開幕戦デイトナ500は予定通り現地午後3時から開催された。レース開始から14周目に一回目のビッグワンが発生し、雨も降り始め、16周目でレースは中断した。約6時間の中断後、レースは再開された。再開後は14周目までが嘘かのようにシングルレーンのレースが続き、ステージ1,ステージ2共にJGR(トヨタ)のデニーハムリンが制した。ステージ終了直前3周まではずっとシングルファイルで誰もリスクを負って動こうとはしなかった。そして、最終ステージもシングルファイルが続き、最終ラップまで動きはなかった。最終ラップにはペンスキーのブラッドケセロウスキー、ジョーイロガーノ、SHRのケビンハービック、フロントローモータースポーツのマイケルマクドウェルなどフォード勢が固まっており有利な状況で、ケセロスキーがロガーノをブロックしたところクラッシュが発生。クラッシュを避けたマイケルマクドウェルが長かったデイトナ500を制した。
クラッシュ後すぐにイエローとなり、イエローになった瞬間に前に出ていたのがマクドウェルだった。

10年周期のミラクル

マクドウェルは今回のデイトナ500がキャリア初優勝。そして、面白いことに10年前の2011年もデイトナ500ではトレバーベイン(ウッドブラザーズ)がキャリア初優勝、そしてその10年前の2001年にはマイケルウオルトリップが初優勝した。

速かったハムリン(トヨタ)が勝てなかった理由

ステージ1,ステージ2の両方を制しレースも支配していたハムリンが勝てなっかた理由はピットのタイミングにある。JGRの三台とババは14周目のクラッシュでも被害は少なくレース再開後もリードラップをキープしており優勝候補だった。そして、速さも見せていた、それなのにステージ3では前に出ることができず、シボレーとフォードに完敗した形と結果はなってしまった。ステージ3ではイエローのピットではなく、アンダーグリーンピットとなりそこでトヨタは遅れてしまった。遅れたと言っても、ピット作業が遅かったわけではなくスーパースピードウェイ特有のピットタイミングが原因となってしまった。デイトナ、タラデガではアンダーグリーンピットでは一緒に入ってくるパートナーが重要である。多く一緒に入る方が有利となる。その理由は、ピット後速度が上がるまで時間が掛かりお互いにパックを作ってレース速度まで戻さなければいけない。そのため、スーパースピードウェイではエンジンメーカー同士やチームごとにまとまってピットに入ってくる。例えば120周にフォードが入れば、その数周後にトヨタ、シボレーと入ってくる。そのため他のレーストラックで見られる、1台だけでタイムを稼ぎアンダーカットやオーバカットと言った作戦は難しくなる。
これを踏まえたうえで、最後のアンダーグリーンピットを見てもらえばわかると思うが、シボレーとフォードはまとまった台数でピットに入っていたのに対し、トヨタは4台でその間も開いてしまっていた。結果はハムリンが1台でピットアウトしてしまいパートナーがいない中、先に入ったフォード組が速度をつけており抜かれてしまった。
シングルファイルのレースになっていたので、最後のアンダーグリーンでは台数の少なかったトヨタは、トヨタのみでピットには入らず、シボレーかフォードのどちらかに付いていき一緒に入ればポジションを落とさず戻れたかもしれない。コース上で抜くのが難しかった今年のデイトナ500でピットタイミングがフォードより3から5周の有利にあったトヨタでトヨタ同士でパックを作り前に出る作戦をとっていたようにも見えたが結果としては後に入ることや、単独でのピットとなりポジションを落とす結果となった。












14周目のビッグワン

 14周目のビッグワンは見ていた誰もが早すぎると思っただろう。16台が巻き込まれ10台がリタイアとなるクラッシュになってしまった。
クラッシュは前方で起こったこともあり後方の多くのマシンが巻き込まれてしまった。インサイド2番手を走っていたSHRのエリックアルミローラがJGRのクリストファーベルからコツンとプッシュされバランスを崩しアウトサイドにいたヘンドリックのアレックスボウマンを巻き込み後方のブレイニー、テューレックス等々が巻き込まれた。カイルブッシュからのプッシュもあり勢いがついてしまい、ベルがアルミローラにプッシュしてしまったように見えたので、カイルも2年目のベルにそこまでプッシュするのはリスクを負うこともなかったのではないかと思う。ベルの経験不足と風の流れがこのクラッシュを引き起こしてしまった。
このクラッシュが残り20周とかであれば、アグレッシブに攻めた結果となるが残り180周のところで起こるべきではないクラッシュではあった思う。雨でハーフウェイレースとなると見込んでいたのか、他の後方のドライバーも3ワイドで攻めていたのも重なり、結果16台を巻き込むビッグワンとなった。そして、前日から降っていた雨で芝にかなりの水を含んでおり、芝生に突っ込んだブレイニーなどは誰にもぶつかっていないのにかなりのダメージを負いリタイアとなった。
ベルを責める気は全くなく、これも新しい経験として学んだことだろう。

まとめ

今年も去年に続き雨に悩まされ長かったデイトナ500。なんと現地FS1とFOXの放送時間は13時間半だった。そして、レースも再開後は単調に進んだ。点数を100点満点でつけるなら55点あたりだろう。しかし、決してトップチームではないフロントローモータースポーツの優勝。まさに、アメリカンドリームを見ることができた。マイケルマクドウェルは最終ラップの数フィートだけしかリードをしていないが、勝ちは勝ちだ。そして、200周ずっとペンスキーに付いていける速さはあった。残念ながらペンスキーは全車リタイアとなったが、これもデイトナ500であり、新たな歴史が刻まれた。

2021年2月3日水曜日

NASCAR2021年シーズン注目点

  NASCAR2021年の開幕も2週間と迫ってきた。

今年の開幕戦も開幕にしてシーズン最大のイベント、デイトナ500で始まる。そして、開幕前に毎年開催されるNASCAR デイトナクラッシュではオーバルではなくロードコースが使われる。

開幕前に知っておきたい注目点をまとめてみた。


今年のカギとなるのはロードコースを誰が制するか

 例年まではNASCARではロードコースは多くて3戦(去年はスケジュール変更で急遽デイトナロードコースが追加)であった。数年前まではソノマ、ワトキンスグレンの2コースのみで最近になりシャーロットのインフィールドを使ったロードコースも追加された。しかし、NASCARと言えばオーバルレースが基本で多くのドライバーがロードコースに苦しんできた。
その中、今年はロードコースレースが6戦組み込まれた。新しく追加されたコースとして、F1やインディカーも開催しているCOTA(テキサス、オースティン)やXfinityやインディカーが開催されているロードアメリカ(ウィスコンシン州)が追加された。デイトナ500の開幕後、スケジュール変更でデイトナロードコースも2戦目に変更された。
今年はロードコースで成績を残すことがカギとなるだろう。
ロードコース注目ドライバーはなんと言っても去年のチャンピョン、チェイスエリオットだろう。彼はチャンピョン獲得の勢いと共に、ロードコースは2019年のワトキンスグレンから去年初開催となったデイトナロードコース、シャーロットローバルと5戦連勝している。
NASCARカップ戦で一番ロードコースに強く勢いがあるドライバーであることは間違いない。
もう一人のロードコースでの注目ドライバーはチームペンスキーの社長、ティムシンドリックの息子でXfinityチャンピョンのオースティンシンドリックだ。彼は今年もXfinityにフル参戦が決まっているが、ペンスキーからカップ戦に数戦スポット参戦が決まった。ペンスキーはロードコースだけではなくオーバルにも参戦させるとしているが彼がロードコースで活躍するのは確実だろう。というのも、彼はロードコースを得意としており、オーバルでは勝てないなどとも言われていたが、去年オーバルでも結果を残しチャンピョンを獲得した。来季のカップ参戦もかかているので、今年のロードコースではチェイスや他のドライバーを脅かす存在になるだろう。











今年で契約が終了するドライバー

2021年シーズンが始まる前から2022年の話をするのは早い気もするが、来季のために戦うドライバーはいつもアグレッシブなので注目点だ。
まず、ウッドブラザーズから参戦しているマットディベネデットが2021年の1年契約なので、来季ペンスキーまたはほかのチームに移籍するには今年勝っておきたい。また、ウッドブラザーズから参戦が噂されているオースティンシンドリックにも負けてはならないだろう。
もう一人は、ベテランのブラッドケセロウスキーだ。彼はチームメイトのライアンブレイニーが複数年契約する中、1年延長という契約となった。スポンサーの関係もあるかもしれないが、2022年のために今年結果を残す必要があるだろう。しかし、去年はチャンピョンシップ4まで残りチャンピョンシップ争いもしていたのでまだまだ活躍できるので期待したい。そして、新しいミラーライトビール系列のビールのスポンサーも発表された。

新規一転を狙うドライバーとチーム

今年の一番のニュースと言ってもいいぐらいのニュースと言えば23XIレーシングだろう。
23XIレーシングはアメリカのみならず世界中のバスケットボールのレジェンド、マイケルジョーダンとデイトナ3勝の現役ドライバー、デニーハムリンが共同オーナーとなり設立されたチームだ。ドライバーは去年リチャードペティレーシングから参戦していたババウォレスがチームに加わる。ハムリンはプライベートでバスケをプレーしており、マイケルジョーダンもNASCAR参戦に興味がありこのような話が実現した。エンジンもトヨタということでJGRの実質的な5台目ともいえるだろう。チーム名もマイケルジョーダンの背番号23番とデニーハムリンのカーナンバー11をアルファベットで表記し23XIレーシングというのもおしゃれである。スポンサーは日本でも需要が出てきているフードデリバリーの会社でドアダッシュやドクターペッパー、コロンビア(衣服)などが付いている。











もう一人心機一転するドライバーがいる。JGRから参戦していたエリックジョーンズだ。彼はトヨタの育成ドライバーであったが、クリストファーベルにJGRのシートを取られてしまいヘンドリック移籍なども噂されたが、NASCAR7回チャンピョンのレジェンド、リチャードペティ率いる、リチャードペティレーシングから参戦する。去年はデイトナクラッシュ(ノーポイントレース)での優勝しかなく他の3人のチームメイトが1勝以上する中、あまり活躍できなかったが、実力はあり勝てていないリチャードペティレーシングをビクトリーレーンに持っていくことができるか注目だ。

カイルラーソンが戻ってくる

差別発言によりチップガナッシから解雇、NASCARからは出場停止となっていたカイルラーソンが名門ヘンドリックからNASCAR参戦復帰となる。カーナンバーは5番だ。
そして、ラーソンと言えばダートトラック。今年はロードコースの追加のほかに、春のブリストルのレースがダートで行われる。すでにブリストルには土が運び込まれ準備は整っている。すべてのドライバーが未知の中、ブリストルでのラーソンの活躍は今からでも楽しみである。

今年ルーキーのドライバー

今年のルーキーで注目なのはロスチャスティンとチェイスブリスコーだ。
まず、ロスチャスティンはチップガナッシから参戦する。勝ったときのメロンを割るパフォーマンスをカップ戦でも見たいところだ。
チェイスブリスコーはSHRから参戦する。去年はXfinityで活躍した。チームメイトにはハービックや去年ルーキーで優勝したコールカスターなどがいるのでよきライバルとなり活躍するだろう。
ルーキーではないがJGRから参戦するクリストファーベルも注目したい。

個人的に注目したいドライバー

個人的に注目しているドライバーはライアンブレイニーだ。去年はタラデガでの1勝とトップチーム、ペンスキーにいながらまずまずの成績だった。彼はチェイスエリオットと大親友で子供のころから一緒にレースをする親友でありライバルでもある。チェイスがチャンピョンを獲得したことでブレイニーも刺激されただろう。これからのNASCARをチェイスと共に率いてもらいたいと期待している。







以上。

2020年11月14日土曜日

NASCAR2020最終戦 チェイスエリオットが念願のチャンピョン獲得

  いろいろあった2020シーズンも無事に終了。例年はサンクスギビング前にシーズンが終了するが、今年は2週間早くシーズンが終了した。コロナウイルスの世界的流行で一時はシーズンの続行もできないのではないかと言われていたスポーツ界で真っ先に5月からレースを再開し、シリーズ36戦すべてを終了した。


 チェイスエリオットがカップ参戦4年目にして初の年間チャンピョン獲得。

k&N(現ARCAメナードシリーズ)やネイションワイドシリーズ(現Xfinityシリーズ)でキャリアを積み、2016年からジェフゴードンの後釜としてヘンドリックからデビュー(初カップレースは2015年のマーティンズビル)。フルタイムデビュー1戦目のデイトナ500でポールポジションを獲得。父がビルエリオットということやNASCAR伝統の24番を背負っていることで期待はされていたが2018年まで勝利がないシーズンを過ごした。2018年にカーナンバーを9に変更。その年にワトキンスグレン・ロードコースでキャリア初優勝。その後もロードコースでは圧倒的な速さを見せシャーロットローバル、デイトナロードコースでも勝利している。まさに、ロードコースのスペシャリストと言える存在となっている。そして、今年が初めてのチャンピョンシップ4進出となった。

 今回のチャンピョンシップ4は2回目のチャンピョンを狙うブラッドケセロウスキーとジョーイロガーノのペンスキーと初チャンピョンを狙っていたデニーハムリンとチェイスエリオットの4人で争われた。チェイスエリオットはレース前の車検で2回も車検落ちしリアからのスタートとなった。しかし、このリアからのスタートがトラフィックの中を走れるマシンを作り上げていったと言える。他の3人は速さは申し分なかったがトラフィックや抜くときに後ろにつきにくいマシンとなっていた。ブラッドケセロスキーはリッチモンドで勝ったマシンをそのまま持ってきていて、ジョーイロガーノも春のフェニックスで勝ったマシンを持ってきていた。そして、デニーハムリンとチェイスエリオットは新車を持ってきていた。ステージ1終了前にはチェイスエリオットもトップ争いに加われるポジションまで上がってきていた。ステージ1はジョーイロガーノが取り、ステージ2はチェイスエリオットとのバトルを制しブラッドケセロウスキーが勝ち取った。最終戦はステージポイントは重要ではないが、今回の最終戦はレースの全体を見てもチャンピョンシップの4人が常時トップ争いをしていたため、レースの勝者がチャンピョンを獲るという戦い方になっていた。
ファイナルステージではチェイスエリオットが3秒のギャップを作り、見事初チャンピョンを獲得した。










ブラッドケセロウスキーはレース後のインタビューで「トラックシリーズやXfinityみたいに最後にリスタートがあれば勝てた」とコメントしていた。

デニーハムリン今年もチャンピョンを逃す

今年もデニーハムリンはチャンピョンを獲得できなかった。去年も絶好の状態で今年こそはチャンピョンかと言われていたが、フロントの水温のテープを間違えるミスによりエンジンブローしてしまった。今シーズンはケビンハービックに次ぐ7勝をしていて、今年こそチャンピョンに一番近いところまできたがペンスキーの2台とチェイスエリオットには勝てなかった。今年は最多勝利のケビンハービックがチャンピョンシップ4に進出できずチャンスはハムリンかと思われていたがまたお預けとなった。











Big NのFAST Thoughts

今回の最終戦はジミージョンソンの引退やデニーハムリン、チェイスエリオットの初チャンピョン獲得が掛かった戦いだった。そして、テェイスエリオットが初チャンピョンを獲得。ペンスキーやJGRの勢いに負けていたヘンドリックが勢いを取り戻した一戦だったともいえる。そして、例年まではホームステッドでの最終戦から1マイルのフェニックスに変わっての最終戦となり、リード争いをチャンピョンシップ4の4人で争う見ている側としては面白い最終戦となった。







2020年11月11日水曜日

NASCAR 世代交代を感じた最終戦

  ついに、2月にデイトナで始まったNASCARカップ戦も無事に終了した。

2020年の年間チャンピョンはチェイスエリオットとなった。レースについては次回詳しく。

今回の最終戦を見てNASCARの世代交代を実感した。今シーズンは西海岸連戦終了後、コロナウイルスの影響で約3か月間レースが中断され、ダーリントンで再開後、ダブルヘッダーレースや水曜日レースなどあらゆる手を尽くしシリーズは無事に最終戦を迎えることができた。

そんな中、今年でNASCARのフルタイム引退を表明していたジミージョンソンやクリントボーヤの引退などベテランの引退があった。多くのレーストラックで無観客やファンを制限してのレースが開催される中、NASCARを代表するドライバーが静かにラストレースをこなしていく姿を見るのは少し悲しかった。

 これまでにもデイルアンハートJr、ジェフゴードン、トニースチュアート、マットケンゼスなど2000年代前半から活躍してきたドライバーの引退を見てきた。NASCARの顔とも言えたドライバーの引退、若手のドライバーのカップ戦参戦をここ数年見てきて時代の変化を感じてきた。(ハービックは現役)

その中で今回の最終戦はチェイスエリオットのチャンピョン獲得、ジミージョンソンの引退で2000年代をリードしてきたドライバーの時代が終わり新たな時代に突入したと感じたレースだった。










NASCARの世代交代

 チェイスエリオットは今では3年連続のファン投票1位のドライバーにまで人気がある。カップ戦へのデビューは2016年でジェフゴードンの後釜としてデビューした。デビューから二年間は勝利がなくプレッシャーがのしかかる悔しいシーズンを過ごしていた。そして、カーナンバーを父であるビルエリオットが使っていた9番に変更。その年にワトキンスグレンで初優勝。チャンピョンシップ4まで残ったのは今季が初で、初めてのチャンピョンシップ4で初タイトルを獲得した。
 これまでも、ケヴィンハービック、カイルブッシュ、ジョーイロガーノなどの初チャンピョンはあった。しかし、チェイスエリオットのチャンピョン獲得はこれからの彼自身のレース人生とNASCAR全体を変える大きな意味があるように思えた。
 ジェフゴードンの引退後頃から、新しい若手ドライバーがカップ戦へと参戦してきた。ライアンブレイニー、ダニエルスワレス、オースティンディロン、アレックスボウマン等々。彼らはベテラン勢が活躍する中、優勝するなど活躍はしているものの往年のNASCARファンはどこか物足りない感や当時一番人気があったジュニアの引退でNASCARのファン離れがあったのは確かである。その後もFoxはジェフゴードンを、NBCはジュニアを解説として起用した。1990年代後半から2000年代にかけて約20年間活躍してきたドライバーの引退の影響は大きかった。


 






これからのNASCAR

ジミージョンソンの引退を見てこれからのNASCARについて考えてみた。NASCARを知らない人でもジェフゴードン、デイルジュニア、ジミージョンソンの名前はアスリートの一人として知られている。そして、10年以上NASCARを見てきたファンはテレビをつければジミージョンソンが毎戦のように優勝争いをし、5年連続チャンピョン、過去タイの7回のチャンピョンとNASCARを代表するドライバーであった。勝ちすぎたことで良くも悪くも私自身は、またジミーかと思うときもあった。しかし、多くの声援があり当時のスポンサーであったロウズのジャケットを着たファンは多かった。そして、多くのドライバーとファンからリスペクトされるドライバーであった。そんなNASCAR=ジミージョンソンの世代で育ったファンからすればこの5年間は変革であった。7回目のチャンピョン獲得後はジミージョンソンの不調が目立つようになり、長年コンビを組んできたクルーチーフのチャドカナウスと離れたりするなど3年前のドーバー以来勝てない日々が続き今まで見てきたジミージョンソンの力強い速さを見る機会が減っていた。引退も近いのかと思っていた矢先、今シーズン前に引退を表明。引退会見を見たときは7回チャンピョンの面影がなかったのを覚えている。勝てない日々が続く中、ヘンドリックのエリオット、ボウマンが勝つ姿を見るのはヘンドリックの復活と共にジミーが勝てない悲しみもあった。
これからのNASCARをリードしていくのはチェイスエリオットだろうと期待している。カップ参戦から4年目でチャンピョンを獲得しロードコースでは独占中だ。そして、ファン投票では1番人気がある。憎まれ役でもない完ぺきなキャラクターだ。少し、インタビューでは物静かなところもあるが、これからのNASCARをリードしていくのは間違いない。そして、ヘンドリックにとっても変化の年となるだろう。これまでジェフゴードン、ケイシーケイン、デイルジュニア、ジミージョンソンとベテランからアレックスボウマン、ウィリアムバイロンと若手へと世代を交代させ少し勢いを失っていた。その中で、来季からはベテラン勢が一人もいなくなり若手4人のチームとなる。そのチームを引っ張る一人としてエリオットはチャンピョン獲得という大きな仕事を成し遂げた。
 今まで2戦しかなかったロードコースレースが来季は6戦にまで増える。そして、ブリストルでのダートトラックや、2022年からは新しいマシンなどドライバーだけではなくNASCARも変化の年が訪れる。この新しいNASCARの時代をチェイスエリオットはじめとする若手にリードしてもらいたいと感じた。

 以上。

2020年11月5日木曜日

NASCAR チャンピョンシップ4進出をかけた戦い マーティンズビル

 NASCAR年間チャンピョンを決めるチャンピョンシップ4への進出をかけたラウンド8最終戦がマーティンズビルで開催された。レースは500周によって争われた。

 マーティンズビルで8人が4人まで絞られ、4人によって最終戦フェニックスで年間チャンピョンが争われる。

マーティンズビルが始める前はジョーイロガーノが1勝しており、チャンピョンシップ4進出を決めていた。残りの3席についてはシーズン9勝のケビンハービックが42ポイントのリード、デニーハムリンが27ポイント、ブラッドケセロスキーが25ポイントのリードを持っていた。5番手につけていたアレックスボウマンからカートブッシュまでは勝ちが絶対条件となっていた。

レースはチェイスエリオットの勝利で、同時にチャンピョンシップ4進出を決めた。


シーズンを支配してきたハービックが敗退

ケビンハービックは42ポイントのアドバンテージがありよほどのミスをしない限りチャンピョンシップ4進出は間違いないと思われていた。しかし、レース序盤からトラブルで2周遅れとなり、コーションごとにラッキードッグを争う悪循環へと陥ってしまっていた。レース後半には何とか同一周回でレースをしていたが、チェイスエリオットがリードしておりハービックがこのままフィニッシュした場合、ハムリンとの差が1ポイントでハービックが敗退する構図となった。最終ラップまで1ポイントの差が続き、ケビンハービックは最終ラップのターン4でカイルブッシュと接触した。ケビンハービックはレギュラーシリーズチャンピョンもとりシーズン9勝した中で最後のラウンド8で不調が続いてしまいチャンピョンシップ4進出を逃してしまった。







ハムリンも危なかった。

ハムリンもハービックに続いて今シーズンをリードしてきたうちのひとりだ。そんな、ハムリンもレース後半順位を落とす場面が見受けられ、あと1ポジション落とすと脱落のところまで落ちてしまっていた。ハムリンはなんとかチャンピョンシップ4進出を決めた。





ハムリン(JGR)はレース後にペナルティを受けていたかもしれない

レース後にNASCARは無線を公開し、デニーハムリンとエリックジョーンズの間でチームオーダーがあったのではないかと調査を開始した。結果的には両方にペナルティはなかった。
調査の対象となったのは、エリックジョーンズがデニーハムリンをパスしようとしたときにチームからデニーはポイントが重要だから、抜くなよと指示があった。NASCARのルールには、いかなる状況でも100パーセントの力でレースしなければいけないと記載されている。この意味はチームオーダーの禁止、チームメイトでも自分の方が速ければ抜かなければいけないことになる。今回は両方にペナルティはなかったが、これから同じようにチームメイト同士で一方がチャンピョン争いをしている状況などで道を譲ったり、わざとパスしないことを許してしまうと台数が多いチームが有利になってしまう。シングルカーチームとマルチカーチーム公平に戦うためにもチームオーダーのルールははっきりとするべきだと思った。


チャンピョンシップ4

チャンピョンはブラッドケセロウスキー、ジョーイロガーノ、テェイスエリオット、デニーハムリンの四人で争われる。今年から、ホームステッドではなくフェニックスで争われるため、予想ができない展開だ。
ケセロウスキーとロガーノは二回目のチャンピョンを目指しており、デニーハムリンとチェイスエリオットは初タイトルを懸けた戦いとなる。
ロガーノは春のフェニックスで勝利しており、速さはある。そして、一番怖いのはケセロウスキーだ。ケセロウスキーは同じセッティング(750馬力)のショートオーバルのブリストルで勝利しており、そのマシンをバーンアウトもせずに綺麗に保ったままインタービューでもこのマシンをフェニックスに持っていくと言っていたので要注目で怖い存在となるだろう。



2020年10月26日月曜日

INDYCAR スコットディクソンが守り切り6度目のチャンピョン獲得。

 INDYCAR最終戦 セントピーターズバーグ

 2020年INDYCAR最終戦がフロリダ州セントピーターズバーグ市街地コースで行われた。
例年、セントピーターズバーグは3月の開幕戦の舞台で今年も開幕戦の予定だったが前日にコロナウイルスの大流行により延期となり最終戦として再スケジュールされた。
 ロングビーチ、デトロイト、トロントなどの市街地コースでのレースが中止となる中、セントピーターズバーグは観客を動員しレースを成功させた。

 チャンピョン争い

 今年は開幕三連勝したスコットディクソンがポイントリーダーをキープしていた。シーズン後半までディクソン有利の状態が続いていたが、チームペンスキーのジョセフニューガーデンがシーズン中盤から追い上げ見せチャンピョンシップ争いが最終戦で決着となった。
 レースは荒れた展開となりイエローコーション多発となった。その中、ディクソンはしかっりと順位を守り、抜くときには仕掛ける賢く粘り強いレースを展開。3位完走で6回目のシリーズチャンピョンを手にした。

惜しくもチャンピョンを逃したニューガーデンがレースを制する

ニューガーデンは逆転チャンピョンになるためには勝ちが絶対条件であった。レース序盤はトップ10を走行していたが、チームメイトのクラッシュ、速かったアンドレッティ勢がミスでトップからいなくなる中、着実に順位を上げ80周のリスタートでは3位リスタートでターン1で前2台をインから抜きトップに浮上。パトオワードの猛追からも守り切り今季4勝目。ディクソンと並んだ。レースは制したものの、ディクソンが3位フィニッシュしたためニューガーデンの逆転とはならなかった。

ニューガーデンの勝利の意味

ディクソンの6回目のチャンピョンはあと一回で伝説のドライバーAjフォイトの7回チャンピョンに並ぶ偉業である。そして、6回すべてのチャンピョンをチップガナッシから参戦し獲得している超人であり勝利を称えたい。しかし、本当にすごいのはニューガーデンだと思う。
ニューガーデンは惜しくも16ポイント差でディクソンに敗れ3回目のチャンピョンはお預けとなった。ニューガーデンには相当なプレッシャーがあったであろう。予選ではポールを狙わなければいけない状態でチームメイトのウィルパワーにポールポジションを奪われ、予選はディクソンより上だったが決勝では絶対勝たなければいけない状態であった。結果的にはチャンピョンにはなれなかったが、勝たなければいけないレースで勝ったことには大きな意味がある。焦らずにレース後半までしっかりと走り、仕掛けるところで仕掛けレースを制する能力は本当にすごい。来年は再びチームペンスキーは4台体制となり恵まれた体制となる。今季はチームメイトのウィルパワー、サイモンパジェノがそれぞれ一勝はしたもののディクソンに敵う速さはシーズンを通してあまり見受けられなかった。
その中でディクソンと並び4勝挙げたニューガーデン。来季も注目である。欲を言えばそろそろインディ500の勝利も見たいところ。
以上。


2020年10月6日火曜日

カイルラーソン エッセー全文・日本語訳

 カイルラーソン:学んだこと

2020年10月4日
6月にさかのぼり、ポコノでのNASCARダブルヘッダーレースの2日前、私は100マイル離れたフィラデルフィアの教室に居ました。ポコノまではI476(高速道路)を北に少し行ったところにありまが、行こうとは思いませんでした。月に行くような思いでした。

 10週間前、私はNワードをEスポーツレース前に公に公開されているチャンネルで言ってしまいました。私の人生は一瞬にして崩れ落ちました。私はすぐにNASCARから出場停止となり、私の仕事であったトップチームからもクビになりました。私を速いレースカードライバーに育ててくれたクルーたちのキャリアを危険にさらしました。私のファンは怒っていました。一瞬にして、私は自身で信用を壊してしまいました。

 誰でも膨大な失望をさせてしまった人には最悪な場面はあります。教室に座っているとき、以前の生活から二時間も経っていない中、私を支えてくれていたグループを見て、彼らは今では完全に失望していました。
 私はアーバンユースレーシングスクールに居ました。そこは子供たち、主に黒人の子供たちにモータースポーツへの機会を与えるところでした。私は何回かここを訪れたことがありました。生徒たちと話したり、年間の表彰式などにも招待されました。私は彼らの仕事が大好きで、連絡を取り合っていました。私はスプリントカーを走らせていました。スプリントカーが勇逸ハリスバーグできるレースだったので、フィラデルフィアからオーナーと繋がるために3時間かけて行きました。アンソニーさん、ミシェルマーティンさんと生徒の一人のJysirさん。

 去年の10月、Jysirさんは私がNASCARドーバーのレースで勝った時一緒にビクトリーレーンでお祝いをしました。彼は私が傷つけた人の一人です。彼はなぜこのようなことが起きたのか知りたがっていました。彼のお母さんも知りたがっていました。彼らは、私の話を電話やZoomコールで聞きたくはなかったので、対面で話す必要がありました。私は正直に彼らに話しました。私たちは難しいトピックについて2時間以上話しました。そして、多くの時間を聞くことにも使いました。ミシェルさんは私に黒人の悲惨な歴史を教えてくれました。私が起こしたことについて、Jysirさんと彼の母へ謝罪しました。私は得たものは共感でした。

 私が彼らに話したことについて話します。
 パンデミックの最中で世界中のスポーツが中止になっていた4月12日、日曜日の夜、私はNワードを世界中の人が見ている中、マイクで言ってしまいました。
私は世界中の人がこれを聞いていると知っていましたか?知りませんでした。私はこれは個人のチャンネルと思っていました。私が言葉を言ったとき多くの人があきれたことは理解しています。

 オートレースは私の生きがいです。NASCARがオフシーズンの間、私は海外でレースをしていました。その海外でレースをする中で、Nワードを頻繁に使うグループがありました。彼らはあいさつ代わりのように使っていました。もちろん、この言葉が私の周りでどのように私の周りで使われていたかは今回起こったことと関係はありません。実際には、その言葉が私の前で言われており、私はそれをチェックもせずに使うことを許してしまいました。私は、それが大丈夫かどうか判断することに無知でした。オンラインレースの夜、私は聞こえてる?とカジュアルに聞いたつもりでした。これを書いて、私がどれだけ馬鹿げていたか気づき、恐ろしいことに気づきました。

 そして、事態を悪くしたのは、差別に対して私は本当に知ってることでした。
私は日本人とのハーフです。私の両親は異人種間のカップル(国際カップル)で見た目が違うというだけで一緒にいるのも不愉快と感じていました。そして、27歳の息子がなぜいきなり人種差別の言葉を言ったのか尋ねられました。私の母の祖父母は第二次世界大戦中に強制収容施設に収容されていました。これは私が犯したことへの言い訳では決してありません。

 私の両親の悲しみは非常にわたしに影響していました。私を信じてください。私はこのような言葉を言ってしまいましたが両親は私の妹をこのようには育てていません。しかし、私は彼らを悲しませてしまったが、彼らは私が必要とするときいつもそばにいて支えてくれました。私は家族を必要としていました。彼らは5か月間助けてくれました。

 しかし、私の両親と同じように私を信じてくれた人はいません。そして、私は失敗しました。私は隠れたかったです。私はSNSをすべて消しました。コロナウイルスの中、マスクを着けることは私を安心させました。それは健康的ではありません。私は自分自身、普段の生活に戻ることが必要でした。

 4月以来、私はたくさんのことと向き合いました。そして、私はアフリカ系アメリカ人について無知であることに気づきました。自分で、彼らのことについてもっと前から勉強するべきでした。その勉強が私を良い人(簡単に差別用語を言わない人)にしたかもしれません。黒人に関する過去の歴史、差別を理解しようとする努力。黙って学ぶのは私の過去の自分です。

 私が最初に学んだことはNワードは私が使うものではないということです。それが私の言葉の一部になるべきではないということです。この言葉は、奴隷、不平等と長い間関係がありました。私はこの言葉を誰かを傷つけようと思って言ったわけではありませんが、2020年今も不平等と正義のために戦っているすべての人から信頼を無くしました。この数か月黒人の抗議を見て、私が言ってしまったことに傷つきました。

 NASCARはこれらに対して決して許さないポリシーでした。NASCARが私を出場停止にした際、私は必須のトレーニングプランを受け取りました。このプログラムを通して私はたくさんのことを学び成長しました。NASCARでレースができる日が来ることを願っています。

 しかし、自分でも何かする必要がありました。私は異文化のコーチを雇いましした。彼は7人の子供がいる黒人でした。彼との会話は街中を運転して警察に止められた話など以前に私が考えていなかったレベルの話でした。私が当たり前と思っていたことは当たり前ではないことにも気づきました。


 5月初旬、私はボランティア活動のためミネソタに行きました。トニーさんはフードドライブをやっています。彼は引退したサッカー選手でセレブリティからの資金でボランティアをやっています。ジョージフロイドさんの事件のあと私はミネアポリスに戻り、私はトニーさんと合流しました。そこで、多くの影響を与えた場所を訪れ、私は彼らになぜ近所を壊すのですかと聞きました。彼らの答えは衝撃的でした、”人々が社会に受け入れられなければ、彼らは愛着を持っていません”

 私はオリンピックのレジェンドであるジャッキージョニーカーシーさんとセントルイスで話しました。私は黒人のアスリートと話す機会がありました。ババやハロルドバーナー、トッド、ウィリアムTなどなど(省略)。私たちはただ黒人の歴史について話したわけではありません。私たちは共感を持つことの大切さ、私たちのようではなく苦しんでいる人たちについて考えることの重要性について話しました。
 
 これらの経験と会話は共通性と予想していなかった答えがありました。私が話したすべての人々は、私の間違いについて理解してくれました。これらは決して簡単な話ではありません。マイクメットクラフトさんは意思が固い人の一人でした。彼は黒人のクルーメンバーで、私がレースを始めたころから一緒に働いていました。彼の失望は家族の失望と同じようなものでした。
 私は彼の正直な意見をたくさん受け取りました。しかし、それらが私に与えたのは希望と謙虚さです。

 Nワードを言った後、怒りがたくさんの方向から来ました。人種差別主義者と呼ばれることはとても傷つきましたが、原因を作ったのは私自身です。しかし、予想していなかったことは、私が起こしたことに対して失望したすべての人が、私をあきらめない選択をしました。それは、私のあきらめないというモチベーションにつながり、前向きに考えることができました。

 長い間、私は私より大きい問題の一部でした。私は仕事を失い、公に人種者別者として公開されましたが、これらが私自身を理解することにつながりました。しかし、私の子供たちはいつか成長した時に私(父)が言ったことの意味が分かるでしょう。私が言ったことは変えられません。しかし、これからはコントロールができます。

私は言葉がどれだけ影響するか知ってもらいたい。あなたの間違いによる謝罪、説明、許し、尊敬すべてです。私はこれからも彼らの話を聞くことを止めません。そして学び続けます。しかし、今は行動です。正しいことをして、解決策の一部となり、新しい物語を書き子供たちに誇らしく読んでもらえるように。

 人々はこの5か月間様々なことを教えてくれました。次に教室にいる際は、私の過去の過ちから、学ぶことができるように私の話を共有し、彼らの親切さに報われるように願いたいです。この話を誇りをもって話すことができるかは私次第です。



2020年9月28日月曜日

カートブッシュが地元で作戦勝ち

  NASCARカップ戦のプレーオフ第2ラウンド(ラウンド12)の初戦がラスベガスモータースピードウェイ(ネバダ州)1.5マイルで開催された。


 シーズンも残すところわずかとなりラウンド12が始まった。ラウンド12はラスベガスのほかにタラデガ、シャーロット・ローバルと何が起こるかわからないレースが2戦あることから、ラスベガスで勝利またはポイントをしっかりと獲得することがプレーオフドライバーには必要となっていた。


 レース序盤はジョーイロガーノ(チームペンスキー)、デニーハムリン(JGR)、チェイスエリオット(ヘンドリック)などが速さを見せた。ジョーイロガーノはハムリンとカイルブッシュと3ワイドになりタイヤをカットし後退。その後も速さを取り戻せず14位フィニッシュ。


 勝者はカートブッシュ。今季初優勝、そして地元ラスベガスでも初優勝となった。ファイナルステージのデブリによるコーションのタイムイングでカートブッシュ、マットディベネデットなどが前にでた。レースをリードしていたハムリンなどはコーションとピットのタイミングでラップダウンとなりウェーバーラウンドし同一周回に戻りデブリのコーション後リスタートとなった。その後、コーションが再び出され、ハムリンなど後方にいたマシンがピットする中、カートブッシュ、マットディベネデットなどはステイアウト。最後のオーバータイムではカートブッシュ率いる先頭集団より数周新しいタイヤでハムリンが3列目から追い上げ3位まで浮上。オールドタイヤのマットディベネデットとサイドバイサイドに持ち込むもリーダーのカートブッシュをとらえることができずカートブッシュの優勝となった。


 良い走りを見せたマットディベネデット

 前回の春のラスベガスでも確か2位だったマットディベネデット。今回もまた2位という悔しい結果となった。
まだ来季のウッドブラザーズとの契約が決まっていないマットディベネデットにとっては強さを見せつける良い週末になっただろう。惜しくも、プレーオフは敗退したがプレーオフに残っているドライバーに負けない走りを見せた。



プレーオフ争い

カートブッシュが優勝したことにより、カートブッシュはラウンド8に進出が決定。ケビンハービックは61ポイント、デニーハムリンは58ポイントのアドバンテージがある。
バブルドライバーにカイルブッシュ、クリントボーヤ、エリックアルミローラ、オースティンディロンがいる。次戦はタラデガということもありバブルドライバーは一発逆転を狙えるが一つのミスが大きい痛手となるタラデガ。8位以上のドライバーも着実に前にいることが要求されるレースとなる。





 


2020年9月22日火曜日

NASCAR シリシーズン情報 あのマイケルジョーダンが??

  今日はシリシーズンのドライバー移籍のニュースや新しいトラックのニュースなどたくさんありましたが、まずはこのニュースから。

 デニーハムリンがオーナーの新しいチームからババウォレスが参戦することが発表された。そして、なんとバスケ界、スポーツ界では超有名なマイケルジョーダンがチームのコーオーナーになることも発表された。チームのエンジン、カーナンバーは発表されていないが、トヨタになると思われる。リバインレーシングがなくなりトヨタは新しいチームを探していたこととデニーハムリンは現役のJGRドライバーなためトヨタとのつながりは強いであろう。チームのカーナンバーはズバリ23と予想する。もうこれは説明はいらないだろう。

簡単に説明するとマイケルジョーダンの背番号が23だったことから予想した。

デニーハムリンがチーム創設に興味を示していたことは噂されており、ババウォレスを起用することもニュースになる前から多くの人が予想はしていたと思うがまさかのマイケルジョーダンがコーオーナーというビッグニュースに驚いている。


https://twitter.com/NBCSports/status/1308209488864968705/photo/1





もう一つのドライバーニュースはチップガナッシレーシングがロスチャスティーンを起用することを発表。これも予想はしていなかったアナウンスとなった。ロスチャスティンは現在、Xfinityにフル参戦しており優勝した時のスイカを割るパフォーマンスで人気があるドライバーだ。チップガナッシはスポンサーなどについてはまだ発表をしていない。









 最後に新しいスケジュールのニュース。

まだ、来シーズンのスケジュールは発表されていないが、新しいトラックが追加されることが発表された。F1、インディカーが開催されているサーキットオブジアメリカズ(COTA)が来年のスケジュールに追加されたことが発表された。これにより、テキサスモータースピードウェイでのレギュラーポイントレースが例年の2戦から1戦に減らされ、代わりにオールスターレースがテキサスモータースピードウェイで開催されることも決まった。

オールスターはポイントレースではないがテキサスで3戦のNASCARカップ戦のレースが行われることとなる。



 





以上。

2020年9月5日土曜日

NASCAR プレーオフ予想2020

  今週末のダーリントンからプレーオフが始まる。プレーオフ前に勝手に予想をしてみた。


Meet the 2020 NASCAR Cup Series playoff field | NASCAR

16人でスタートするプレーオフ。ラウンド16はダーリントン、リッチモンド、ブリストルとすべてナイトレースで開催される。

誰もが予想すると思うが、ケビンハービックとデニーハムリンはラウンド12に進出できると予想する。ハービックは7勝、53ポイントのアドバンテージを持っている。そして、ハムリンは6勝、43ポイントの有利でラウンド16で勝たなくても確実に進出できるアドバンテージだ。次に進出できると予想したのはペンスキーの三人。ペンスキーは全車勝利をしてプレーオフに進出している。ラウンド12にはJGRの三人も進出できると予想。そして、ヘンドリックのバイロン、ボウマンと予想。

 ラウンド16で敗退してしまうのは、オースティンディロン、コールカスター、カートブッシュ、マットディベネデットと予想。オースティンディロンは勝ちはあったものの、トップ5フィニッシュが2回と勢いが感じられない。そして、コールカスターもルーキーながら初優勝でプレーオフを進出したが、安定した成績が見受けられないので敗退すると予想。マットディベネデットはキャリア初プレーオフ進出だがギリギリの進出となったため他のドライバーと比べると勢いがないように思われる。


 ラウンド12はラスベガス、タラデガ、シャーロット・ローバルとバラエティに富んだラウンドとなっている。ここでも、ハービック、ハムリンの二強が次のラウンドに進出すると予想。タラデガは何が起こるか予想できないがペンスキーは力を見せてくると予想しロガーノとケセロスキーは次のラウンドに進むと予想。ブレイニーはタラデガで今季勝っているが、ここで敗退と予想。カイルブッシュは安定してポイントを取り生き残ると予想。テューレックスJr.も今季は1勝のみだが11回のトップ5フィニッシュと好成績なため進出すると予想。そして、ヘンドリックはバイロンはデイトナで勝った勢いをキープしラウンド8にも進出すると予想。そして、テェイスエリオットはローバルで勝つと予想。


ラウンド8はカンザス、テキサス、マーティンズビルの3戦。

ここで、残るのはハービック、ハムリン、ケセロウスキー、エリオットの4人。この4人でチャンピョンシップがフェニックスで争われる。

2020 NASCAR Cup playoffs: Meet the drivers who will race for the title

 ズバリチャンピョン予想はデニーハムリン。

今年から最終戦がホームステッドマイアミからフェニックスに変更となり、フェニックスといえばハービックだが、今年の勢いを見るとハムリンの初年間チャンピョンとなるのではないかと予想。

今シーズン見てきた独断と偏見で勝手に予想してみた。

皆さんはチャンピョン候補は決まりましたか?

2020年9月2日水曜日

インディカー ゲートウェイダブルヘッダー

  インディカーシリーズ2020

今年最後のオーバルとなり、シーズンも終盤戦となっている。

レースは1.25マイルのオーバルでダブルヘッダーとして開催された。

レース1の勝者はスコットディクソン。キャリア50勝目を記録した。レース2は昨年のシリーズチャンピョンのジョセフニューガーデンが優勝した。


インディ500優勝から1週間も経たないうちにレースとなった佐藤琢磨はレース1では5位スタートから2位フィニッシュ。レース2ではポールスタートだったが作戦で後退し8位フィニッシュ。佐藤琢磨はインディ500で優勝し良い勢いを保ったままゲートウェイを迎え、予選では5位と1位を獲得。レース1では優勝したスコットディクソンよりも速い速度を持っており、各車アンダーカットする中、速さを生かしオーバーカットを狙う作戦へとでた。結果はピットのミスがあり3位でピットアウトしたものの、コース上でオリバーアスキューを抜き、ディクソンとの距離を縮めたが抜くまでには至らずレース1は悔しい2位フィニッシュとなった。

レース2ではポールスタートで快調にリード。レース1同様、各車早めのピットインを選択する中、レース1の自信もあってか佐藤琢磨は60周までピットを伸ばしたが、この作戦が凶と出た。佐藤琢磨は最後尾のエドカーペンターやそのほかのラップダウン車につまり、思うように速さをキープできずに、先に入ったパワー、ニューガーデンに抜かれてしまった。その後も、コース上では抜けないと判断したチームが早めのピットでアンダーカットを狙う中、遅めのピットを選択している佐藤琢磨はさらにラップダウン車につまり我慢のレースとなった。

勝ちは大きい! ウィリアムバイロンがヘンドリックと契約延長

  やっぱり勝つと影響は大きい!

 先週のデイトナで初優勝したウィリアムバイロンがヘンドリックとの契約を2022年まで延長したことが発表された。ウィリアムバイロンは2018年からケイシーケインの引退後、カップ戦に参戦。そして、これまで24号車に乗っていたチェイスエリオットが9号車になることから、ヘンドリックの伝統の24号車を引き継ぐこととなった。2年間勝ちがなく苦しいシーズンを送ってきたが、今季初優勝をデイトナで勝ち取った。
優勝したことが大きく契約延長につながったのは間違いないだろう。24号車と言えばジェフゴードンのイメージが強く、往年のNASCARファンからもいまだに人気がある。そんな、24号車をドライブするのは相当なプレッシャーがあるだろう。この勝ちで自信をつけさらなる活躍を期待したい。
 去年もJGRから参戦しているエリックジョーンズがダーリントンで優勝後、JGRとの契約を一年延長している。
そのエリックジョーンズだが、すでにJGRの20号車にはクリストファーベルが乗ることが決まっており、来シーズンのシートは未定だ。
Building momentum, William Byron quick to credit Harvick | NASCAR.com


勝ち(成績)と同じぐらい影響力があるのはスポンサー

現在、SHRから参戦しているエリックアルミローラも1年の契約延長を発表。SHRのエリックアルミローラにはメインスポンサーとしてスミスフィールド(お肉などの加工食品)が付くことが決まっている。今季のエリックアルミローラの成績は決して悪くはなく、プレーオフ入りもしている。しかし、勝ちはなくシーズンを通して安定はしているものの、パッとした成績は残せてない。その中で、スポンサーの延長(獲得)によりシートを守ることができた。
Aric Almirola, sponsor Smithfield will return to SHR in 2021

 まだ発表がない48号車はどうなる?

 まだ、ヘンドリックから正式な発表がない来シーズンの48号車の体制。一番有力とされていたチームペンスキーのブラッドケセロスキーの契約延長もあり、だれが乗るのかわからない状態だ。
第二の有力説としてエリックジョーンズか?
今年でJGRから離れることが決まっているエリックジョーンズがヘンドリックの48号車に乗るのではないかと。ヘンドリックとしてはベテランが欲しかったようだが、ベテラン勢のシートはほとんど決まっており、中堅、ルーキーにも興味を示している。その中でエリックジョーンズはカップでの経験もあり、Xfinityのカップ経験がないルーキードライバーを起用するよりかはリスクはないのではないだろうか?
48号車についてはこれからも注目だ。
Erik Jones' championship hopes take big hit after making NASCAR 'history' -  mlive.com

2020年8月30日日曜日

ヘンドリック24号車の復活か?ウィリアムバイロンがNASCARカップ初優勝

 NASCARカップ戦のプレーオフ前のレギュラーシーズン最終戦がデイトナで開催された。

今回のレースで注目されたのは、ポイントでプレーオフ入りを目指していたジミージョンソン、マットディベネデット、ウィリアムバイロンなどがプレーオフ入りできるか注目された。


 レースは2回の赤旗中断でオーバータイムでヘンドリックのウィリアムバイロンがNASCARカップ戦初優勝した。バイロンは最後のリスタートでインサイドからリスタート。アウトサイドのデニーハムリンが良いリスタートを決めたものの、クリントボーヤやチームメイトのチェイスエリオットのプッシュもありバイロンがチェッカーフラッグを先頭で受けた。ヘンドリックの24号車は2015年のジェフゴードンがマーティンズビルで勝った以来の勝利となった。

 プレーオフ入りした16人

1.ケビンハービック(SHRフォード):2057

2.デニーハムリン(JGR トヨタ) :2047

3.ブラッドケセロウスキー(ペンスキー フォード):2029

4.ジョーイロガーノ(ペンスキー フォード): 2022

5.チェイスエリオット(ヘンドリック シボレー):2020

6.マーティンテューレックスJr. (JGR):2014

7.ライアンブレイニー(ペンスキー):2013

8.アレックスボウマン(ヘンドリック):2009

9.ウィリアムバイロン(ヘンドリック):2007

10.オースティンディロン(RCR シボレー)2005

11.コールカスター(SHR):2005

12.エリックアルミローラ(SHR):2005

13.クリントボーヤ(SHR):2004

14.カイルブッシュ(JGR):2003

15.カートブッシュ(チップガナッシ シボレー):2001

16.マットディベネデット (ウッドブラザーズ):2000


 以上16名のドライバーで最初の3戦が争われ、この中から4人が脱落する。

スチュワートハースレーシングは4台中全員がプレーオフに進出。ペンスキーも3台中3台がプレーオフ入り。チップガナッシはカートブッシュのみ。JGRは絶好調のハムリンを筆頭にカイル、テューレックスJr.がプレーオフイン。ヘンドリックは残念なことにジミージョンソン以外はプレーオフ入りを果たした。


 今年でNASCARから引退を発表しており最後のプレーオフ、最後のデイトナとなったジミージョンソン。レース終盤までは5ポイントのリードを持っており1回目のビッグワンをかわし、プレーオフ入りは確実かと思われたが、残り2周のビッグワンに巻き込まれプレーオフ進出はできずにレースを終えた。ジミージョンソンはプレーオフに進出はできなかったものの、インタビューで残り10戦あるので勝ちたいとコメント。

 カイルブッシュは勝利がないままプレーオフ初戦を迎える。去年のシリーズチャンピョンのカイルブッシュ。カイルらしからぬレギュラーシーズンとなった。プレーオフポイントも2003ポイントとプレーオフに進出できたものの依然として厳しい状況だ。

プレーオフ初戦は伝統のダーリントン・サザン500の予定。

その後、リッチモンド、ブリストルとショートトラックが開催される。



NASCAR ポイントシステム

  NASCARは他のレースとは違いプレーオフを採用しています。プレーオフとはシリーズ終盤の10戦をチャンピョンシップのために争います。年間36戦あるうちの開幕から26戦をレギュラーシーズンと呼び、プレーオフ進出を目指して戦います。プレーオフはチャンピョンを目指して戦います。

 プレーオフに出場するためには16人の中に入らなければいけません。そして、16人のドライバーによってチャンピョンシップを争うのですが、プレーオフにはラウンドが4つあり各ラウンド3戦あります。最終ラウンドは1戦のみの開催。各ラウンドで4人の脱落があり、最終ラウンドに残れるのは4人だけです。プレーオフを簡単に説明するとこんな感じです。ではポイントや16位までに入るのにはどうすればいいのか解説します。


 まず、NASCARにはポイントスタンディングとプレーオフスタンディングの2つがありかなりややこしいです。他にもステージポイントを導入しており他のカテゴリーと比べるとポイントシステムがかなり複雑です。

2019 Monster Energy NASCAR Cup Series Playoffs - Jayski's NASCAR Silly  Season Site
16人から最終戦までに4人に絞られます。

プレーオフ出場条件(勝利)

 まず初めにプレーオフに出場できる条件を説明します。確実にプレーオフに出場を決めるには勝ちが必要です。レギュラーシーズンで1勝(ポイント30位以上)すれば確実にプレーオフに出場できます。例えば、レギュラーシーズンに9人のウィナーがおり、年間ポイントランキングが25位のドライバーが1勝したとします、そのドライバーはポイントでは25位ですがプレーオフポイントでは10位につくことができます。今のシステムでは勝つと自動的にプレーオフに進出できるのでポイントをコツコツと取っていても一発逆転されてしまうこともあります。

 今シーズンで例に挙げると現在ポイントランキングは19位(プレーオフ圏外)のコールカスターはケンタッキーで1勝しているので現在プレーオフ10位につけています。

プレーオフポイント

 次に、ポイントでプレーオフに出場する場合です。ポイントでプレーオフに出場する場合は年間のレギュラーシーズンポイントに加えて各ステージのポイントも加算されます。NASCARは3ステージ制でレースが組まれており、1ステージと2ステージの上位10位までにプレーオフのポイントが与えられます。1位が10ポイント、2位が9ポイント、と10位まであり10位が1ポイントもらえ、プレーオフまでにポイントを稼ぐことができます。このポイントはプレーオフが始まるとリセットされます。

NASCAR 101 - Race Format, Racing Terms and More | MRN

 もう一つ、ステージ終了後にポイントがあり、ステージウィナーは1ポイント獲得でき、この1ポイントはプレーオフが始まってもアドバンテージのポイントとして加算されたままプレーオフを戦うことができます。そして、レースの勝者には5ポイントが加算され、すべてのステージを制すると7ポイントを1レースで獲得ができ、この7ポイントはプレーオフの追加ポイントとなりプレーオフを戦う中で有利になります。

NASCAR 101 - Race Format, Racing Terms and More | MRN

 レギュラーシーズンが終了するとレギュラーシリーズチャンピョンとして年間チャンピョンとは違うチャンピョンが誕生するのもNASCARの面白いところです。

プレーオフが始まるとポイントは16人全員が2000ポイントにリセットされます。この2000ポイントにレギュラーシーズンで獲得したプレーオフポイントを加算し最初のラウンドが始まります。今年を例に挙げると、未勝利でステージウィンがないマットディベネデットは2000ポイントで、リーダーのケビンハービックは2000ポイントに57ポイントのアドバンテージがあります。

今のプレーオフシステムが導入された2014年(当時はチェイス)の時にはステージ制ではなくステージポイントもなかったので、2000ポイントにリセットされ勝ち数をポイントとして各ドライバーに与えていました。プレーオフポイント導入前では未勝利ドライバーがプレーオフ最終戦まで残ることもありました。

プレーオフが始まってからもポイントのシステムは同じでステージ制のレースです。レースの勝者は次のステージに優先して進むことができます。

 レギュラーシーズンではプレーオフに入るための戦いがありポイントスタンディングを見ながらレース展開を見なければいけませんが、プレーオフでは16人だけの戦い(次のラウンドでは12人、8人と減っていく)になるのでプレーオフポイントとにらめっこになります。プレーオフのレースにはプレーオフドライバー以外にも40人のドライバーがレギュラーシーズンと変わりなく出場していますが、もしプレーオフドライバー以外が勝っても途中からチャンピョン争いには加わることはできません。キャリアの1勝としてカウントされるだけです。

 最終戦のポイント

最終戦で年間チャンピョンが決まるNASCAR。プレーオフの戦いを勝ち抜いてきた4人のドライバーにチャンピョンの権利があります。最終戦は簡単でこの4人のうち一番前でフィニッシュしたドライバーがチャンピョンになります。今までのややこしいプレーオフポイントなど関係なく4人の中で1番になればいいのです。今年からは最終戦がフェニックスになり新しい最終戦が見れます。

2020年8月28日金曜日

INDYCAR&NASCAR 軍隊のスポンサー

アメリカ軍とアメリカンレースの関り

https://trafficnews.jp/post/99532

インディ500で佐藤琢磨と戦った米空軍 その真相は? 自動車レースにスポンサーにつくワケという記事を目にした。記事には「アメリカ空軍はインディ500に限らず、NASCAR(ナスカー)などでもスポンサーにつくなどして、若者へのリクルート活動へつなげています。」と最後に書いてあり間違ってはいない。


 しかし、INDYCAR、NASCARにアメリカ軍がスポンサーにつくのにはよりアメリカの文化が関係している。INDYCAR、NASCARではチームのスポンサー以外にレース前のセレモニーに必ずと言っていいほど軍人がセレモニーに参加する。国歌を独唱する歌手を軍の音楽隊が担当したり、スタートコマンドを担当することもある。また、国歌を歌っているステージの後ろに国旗、州の旗、陸海空海兵の軍の旗を持っているのはほとんどが軍人だ。このように、セレモニーには軍隊の協力があってレースが進行されていく。

 セレモニーはお祈りに始まり、国歌、空軍などによるフライバイとレース会場、ファンの雰囲気を盛り上げるだけではなく、軍隊への感謝、軍隊の活動の感謝の場であり、軍隊としてはよりたくさんの人に知ってもらえる広報活動の場でもある。


 インディカーには過去にナショナルガード(州軍)のスポンサーもついていたこともあった。NASCARでは陸軍、海軍、空軍(現在もババウォレスのスポンサー)、海兵隊、沿岸警備隊とすべての軍がスポンサーについていた。これは、記事にもあったように若者へのリクルートと活動を知ってもらう広報の両方がある。


 アメリカでは軍隊は当たり前の存在であり、特別な存在でもある。これはどういうことかというと、軍人が身近な存在でレースに足を運ぶと制服を着た軍人がいるごく身近な存在でアメリカ人の生活の一部となっている。メジャーリーグが好きな方だとプレーボール前のセレモニーで軍人を見る気かがあるかもしれない。他にも、レースとは話がずれるがスーパーやレストランでも制服を着た軍人を目にする。アメリカで飛行機に乗る際に見てもらいたいのは、各エアラインの上級会員よりも先に軍人がコールされ搭乗できる。日本なら、ファーストクラスや上級会員が優先搭乗やグループ1で搭乗できるがアメリカでは軍人が一番最初に乗り込める。また、身近な存在として、退役軍人のピットクルーも多く存在する。

 一方、特別な存在でもあるというのは、尊敬されており、身近ではあるがアメリカ人ではヒーロー的存在だということだ。もちろん、本来の仕事はレースやスポーツのセレモニーを支えるものではない。時には危険な状況でもアメリカのために働いてくれている存在である。

 このような、背景もあり軍人の支えがありセレモニーも盛り上がる。

Military heavily involved in sponsoring NASCAR | The Blade


 インディ500とコカ・コーラ600が開催される5月の最後の日曜日はメモリアルウィークエンドと呼ばれ翌日の月曜日はメモリアルデーだ。メモリアルデーは戦争で戦死した兵士を称える休日だ。今年はインディ500は5月ではなく8月の開催となったが伝統と敬意を表しタップと呼ばれるラッパ演奏があった。

 NASCARのコカ・コーラ600ではマシンの名前が普段はドライバーの名前のところを戦没者の名前に変えている。また、マシンカラーも軍隊のスポンサーではないマシンも迷彩柄や国旗柄が多く目立つ。これは、普段からスポンサーについている企業がメモリアルデーでは兵士に敬意を表すためにマシンのカラーを変えて出走している。

Pin on 2019 NASCAR Salutes

 例えば、Geico(これはGeicoミリタリー、軍人保険)だが普段は青を基調としたカラーだがメモリアルデーでは迷彩になっている。Geicoは保険会社だ。

Pin on Nascar

ダニカのスポンサーをしていたNature's bakery。スポンサーの契約金でもめていたが、普段は水色のマシンが格好いい迷彩になっている。


NASCAR Salutes: Honoring military at Charlotte | NASCAR.com

ドライバーも退役軍人や戦没者の兵士の家族との交流を大事にしている。記憶が正しければ、佐藤琢磨も空軍基地を訪問していた。

 今年、コカ・コーラ600を勝ったブラッドケセロスキーはレース後にファンでもあり、ブラッドケセロスキーのマシンに名前が載った兵士の家族とテレビ電話をしていたり、ジミージョンソンは戦没者兵士の家族と食事をするなどの交流を行っている。


 アメリカ軍がスポンサーにつくのには広報活動だけではなく、アメリカ軍とモータースポーツ(アメリカ文化)が大きく影響している。アメリカ人のおおくの人が軍隊には感謝しており、身近な存在でありモータースポーツにとっても大事な存在なのである。


2020年8月19日水曜日

チェイス・エリオットがロードコース3連勝 NASCAR初のデイトナロードコース

  デイトナ500で有名なデイトナで初となるロードコースでのレースが開催された。ARCA、トラックシリーズ、Xfinity、カップと4レースが開催された。

 日曜日に開催されたカップ戦ではチェイスエリオットが勝利。これにより、去年のワトキンスグレン、シャーロットローバルと続きロードコースでのレースを3連勝。

 ステージ1はステージ終了前にピットに入る組とステージ1終了後のコーションでピットに入る組と作戦が分かれた。レース全体で速かったデニーハムリン、マーティンテューレックスjrなどはステージ1終了前にピット作業をし、リスタートでのトラックポジションを優先した。エリオットはステージ終了後にピットした。


 コースはデイトナ24時間レースと同じレイアウトを使用。NASCARではターン4(オーバル)にシケインを追加した。本来、デイトナでのロードコースのレースは来シーズンの開幕前に開催されるブッシュクラッシュでロードコースを使う予定だった。しかし、ワトキンスグレンでレースが開催できなくなり、代行として開催された。


 カップドライバーで一番ロードコースにあっているのは誰だ?

答えはテェイスエリオットだろう。去年のワトキンスグレンからロードコース3連勝しており、過去にもワトキンスグレンで勝利している。カップ戦の初優勝はワトキンスグレンで成し遂げた。過去の連続ロードコース勝利はジェフゴードンの6勝。

今ではソノマ、ワトキンスグレン、ローバル、デイトナ(来年のレギュラースケジュールはまだ決まっていない)の3戦あり、今後NASCARではロードコースを増やす計画もあり、このタレントはヘンドリックにとればアドバンテージになる。



 ジミージョンソン

 プレーオフ16圏外のジミージョンソン。ポイントでプレーオフ進出を目指しており、現在17位。レース前は18位で16位とのポイント差は26ポイントだった。レース後は16位のマットディベネデットから25ポイント差に縮めた。残り3戦逆転できるか注目だ。

 

 カイルブッシュ

2020年まだ勝ちがないカイルブッシュ。プレーオフポイントは15位のウイリアムバイロンから100ポイントのアドバンテージはあるものの14位まで下がってしまった。デイトナでのレースではリード争いを繰り広げるも、タイヤカットで早々にピットインし他と作戦を分けたが、結局ステージ1終了前に再度ピット。その後、ブレーキトラブルやタイヤカットで37位リタイヤとなった。このままだとプレーオフに進出できてもファーストステージの3戦で脱落してしまう。


 次戦はモンスターマイルと呼ばれているドーバーでダブルヘッダーレース。


2020年8月13日木曜日

NASCAR ニュース 8月12日

 まずは、ラウシュのニュースから。

ラウシュフェンウェイレーシングがプレーオフの14戦中11戦のプライマリースポンサーを発表。Guaranteed Rateが11戦スポンサーをすることが発表された。

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ヘンドリックも新しいスポンサー契約を発表。

ヘンドリックのアレックスボウマンが乗る88号車のスポンサー契約としてAcronisが2023年まで契約すると発表。2020年シーズンはドーバーでのダブルヘッダーとテキサスのレースをサポートすると発表された。

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このコロナ禍でアメリカでも経済に大打撃を与えている。そして、スポンサー離れがある中での各チームの新しいスポンサーやスポンサー契約続行のニュースはNASCARを明るくするビッグニュースだろう。実際にも、チームペンスキーのブラッドケセロスキーのスポンサーを長年続けていた、ミラーライト(ビール)は今季数戦(多分2戦)しかスポンサーをしていない。ペンスキーの2号車と言えばミラーライトというぐらい馴染んでいたスポンサーでも、いろいろな事情でスポンサーを止めてしまっている。

 ババウォレス

リチャードペティレーシングとチップガナッシレーシングから声が掛かっていたウォレスだったが、昨日リチャードペティレーシングと複数年契約したことが発表された。これにより、チップガナッシの42はまた空席となり誰が乗るのか注目したいところだ。

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2020年8月12日水曜日

2021 NASCAR チーム移籍情報

  正式にジョーギブスレーシング(カーナンバー20)にクリストファーベルを起用することが発表された。

 20号車に乗っていたエリックジョーンズは今年までの契約で契約更新せずにチームを離れることとなった。また、クリストファーベルはトヨタと複数年契約をしている。ベルはダートの最高峰の戦いチルボウルでも優勝経験がある活躍の期待ができる若手だ。

Christopher Bell - ホーム | Facebook

 そして、今季いっぱいで参戦を止めるLeavineファミリーレーシングをSpireモータースポーツが買い取ることを発表。Spireモータースポーツは二台をエントリーすることも発表した。ドライバーは今日発表するとみられる。


 ババウォレスはリチャードペティレーシング(現在参戦中)とチップガナッシと両方から契約の話を持ち掛けられているそうだ。契約内容、交渉としては現在リチャードペティレーシングとチップガナッシレーシング両方のスポンサーをしているマクドナルドが関係していると思われる。ウォレスがどちらのチームを選ぶのか注目だ。

NASCAR:黒人ドライバーに対する憎悪犯罪はなし。「縄は昨秋から置かれ ...


 もう一つニュースとして、ラウシュフェンウェイレーシングが大きなニュースが明日あるとツイート。新しいドライバー発表か気になるところだ。



約8時間の末決着したデイトナ500 2021

 フロントローモータースポーツの快挙  NASCAR開幕戦デイトナ500は予定通り現地午後3時から開催された。レース開始から14周目に一回目のビッグワンが発生し、雨も降り始め、16周目でレースは中断した。約6時間の中断後、レースは再開された。再開後は14周目までが嘘かのようにシン...